一般的に親権を獲得するのは母親80%で、父親20%と言われており、圧倒的に母親が有利となっています。

心理学的要素からも子供の成長には母親の存在が重きを占めていることもその理由ですが、やはり父親は仕事の都合上どうしても子の成長に関わりづらいからといえるでしょう。

しかし、父親は親権をとれないのかといえばそうではなく、提示する条件次第で勝ち取る事は可能です。

親権は「子供の幸福」を最優先で考え、そのために自分がこれからできること、今までしてきたことを提案していきましょう。

ポイントになるのは経済的な保証、養育、面会の3点で、これをいかに満たして子の幸福に関与できるかを主張しましょう。

1 圧倒的不利な条件下での交渉スタート

「あなたとは別れますし、養育費も支払ってもらいますが親権はもちろん私がもって子供の面倒をみます!」

親権有利とされる母親(妻)は、当たり前のようにこう主張してくるでしょう。

しかし、父親としても子供と一緒にいたいという気持ちはあり、そう簡単に親権を譲ることはできない。

普通であれば「わかった、仕方がない」となるケースが多いのですが、どうしても親権を主張する場合は、「不利な条件である」ことを知った上で話し合いをしていきましょう。

夫と妻が親権で争う状態のパターンとしては以下のような夫婦の状態が多いでしょう。

夫は仕事で帰宅時間がどうしても遅いが、家計を支えているのは夫。

パートまたは主婦である妻の方が収入が少なく、子供を一人で養っていくのは難しい状況。

しかし、妻の方が自宅にいる時間が長いため、それだけ子供と接する時間が多く、子供は母親になついている。

そこで離婚ということになりますが、親権を争う場合に、一番最初に決めるのは経済的な保証の問題についてです。

離婚して親権をとるということは子供を育てていくわけですから、それだけ多くの費用がかかります。

そこで夫は自分の収入の方が多いからと親権を主張しますが、妻は養育費の支払いを求めた上で、仕事を変えて収入を増やすと主張したとします。

そこで話し合いがもつれるわけですが、父親は不利な条件ながら、「他のことで妥協する姿勢を見せて親権だけは譲らない」という説得の仕方をしていきます。

①収入を減らしても子供といる時間を増やしていって養育に積極的に関与する

②親権は自分がとるが妻に対して子供の面会時期を多く設け家族関係は切らさない

財産分与など他の条件で妥協する点をみつけ親権だけは譲らない

④実家で面倒を見るなどの成長環境にも配慮する

⑤学校や習い事など具体的な子供の成長環境を提案する

離婚理由は一切排除して子供の幸福を追及する姿勢を見せる

以上の⑥点について、自分の主張を強く訴えていくことで、父親が親権をとれる可能性は高くなっていきます。

ただし、乳幼児や物事の判断のつかない年齢の子供の場合などはやはり母親有利となります。

乳幼児であれば母親の存在なくしては子の養育は難しいので、これはどうしても父親は親権をとれなくなるでしょう。

引用元:  http://www.sugoren.com/report/1351385709005/

2 収入と面会時期について話し合う

夫の方が収入が多い分、仕事で家を空ける時間が多くなるのは当然のことでしょう。

しかし、親権を持つとなれば現在の状態ではとても子供を育てていくことは難しいため、自分の仕事の環境を変えることで子供の成長に関与していくことを考えます。

自宅にいる時間を長くするとなれば、仕事量は減っていくわけですから、収入は減りますが、親権をとれれば妻から養育費の支払いを受けることができるため、十分子供を育てることはできるでしょう。

このように、時間的に難しいと思われる要素を削って、その分を子供の生活に費やす。

妻が親権を持ったときと同じ生活環境を作れるということを主張します。

次に、面会について具体的な案を提示し、そこはなるべく妻の意見を聞くようにします。

面会で決めるべきポイントは次のとおり。

・月に何回会うかなどの頻度:月1回程度の面会を許すといった場合ならその回数を少し増やす代わりに親権は自分がもつと主張

・面会時に会える時間の長さ:1回に会う時間を○時~○時と決めておく

・子供の受け渡しをどうするか:子供と妻が会う場所や送り迎えを妻の要望になるべく沿うかたちにするが親権は自分がもつと主張

・授業参観などの特定の日に面会するか:イベントなどに妻の参加も認めるが親権は自分がもつと主張

・妻の自宅に宿泊することを認めるか:妻の自宅に宿泊するのを認めるが親権は自分がもつと主張

・直接の電話やメールを認めるか:電話やメールも回数を設定して認めるが親権は自分がもつと主張

こうした面会での妥協点を増やしつつも、親権だけは譲らないという姿勢を貫くことです。

もっとも、交渉の手段として「子の幸福と成長に積極的に関与する」という前提で、最初から妥協点を見せずに、少しずつ譲歩して親権だけは勝ち取るという手法で話し合います。

引用元:  http://www.epochtimes.jp/2017/09/28396.html

3 離婚条件と成長環境について話し合う

親権を獲得するには「親権だけに焦点を絞るのではなく他条件と抱き合わせて勝ち取る」ということも考えます。

父親は圧倒的に不利ですから、こうした手段を用いないと親権は勝ち取れないというほうが正解でしょう。

・財産分与で自宅の名義を妻にする代わりに親権を主張する

・住宅ローンの支払いを6:4で父親が負担し、妻が新居に住む代わりに親権を主張する

・夫婦の共有財産だった預貯金を6:4で妻が多く受け取る代わりに親権を主張する

これらはかなり譲歩した内容ですが、父親が親権をとるということは、それだけ多くの妥協をしなければならないというのが事実。

その妥協の仕方を少しずつ行い、親権獲得と合わせて話しを詰めていくことで、妻側にも納得させる理由がでてきます。

これら財産に関することは夫婦によってケースバイケースですが、一般的には夫側が多くの収入を得て築いてきた財産といえます。

その点を妥協するほど子供を育てたいという強い意思を見せていくことで、「子供への愛情」を理解させることができるでしょう。

子供の成長環境についても、どうしても仕事で帰宅時間が遅くなることがあれば、子供の面倒を見てくれる環境づくりを提案します。

・実家の両親または親族が手伝いをしてくれる

・隣り近所でつきあいのある人が手伝いをしてくれる

具体的に今後の子供の生活に関わってくる人にすでにコンタクトをとって協力を依頼しているという姿勢を見せることです。

離婚はするが、すでに子供のためにできることはしていることを主張しましょう。

引用元:  https://angie-life.jp/love/156431.html

4 子供の成長を深く考えつつ自分たちの離婚理由は挟まない

親権を勝ち取るには「子供のことをどれだけ考えているか」「子供に対してどれだけ愛情があるか」を具体案とともに提示すること。

その典型的な例が「進学や習い事などの教育について」です。

子供の能力を推し量り、自分の子供であれば将来どんな環境で教育を受けることが望ましいのか。

具体的な学校名や進学の方向性を示して、子供にとって良い環境を作ってやれるということを主張していきます。

勉強であれスポーツであれ、具体的な案を考えている=子供への愛情があるということを訴えて親権を勝ち取りましょう。

最後に、「親権は子供の幸福のためにどちらが親となる方がよいか」です。

ここに夫婦の離婚原因などを挟んではいけません。

極端な例として、妻が浮気をしたためにそれが原因で夫婦仲が悪くなり離婚に至った場合。

それでも妻が悪いから夫が親権をとるということにはならないのです。

浮気をした、または離婚原因を作ったのが妻だったとしても、親権は妻がとるというケースは多いのです。

これは「親権=子供の幸福を追及するもの」であって、「親権=離婚の有責性がない」ではないからです。

離婚理由はあくまで夫婦間の問題であり、子供とは何ら関係ないという視点で話し合われなければいけません。

そこを勘違いして「お前が悪いんだから親権は俺がとる!」となれば、余計に話はもつれてしまうでしょう。

その点は排除した上で、きちんと話し合いをして親権を決めていきましょう。

引用元:  https://iki-toki.jp/468/

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