浮気の慰謝料は離婚前にするのと離婚の後にするのとでは違ってきます。

離婚する前に請求をしたほうがリスクは低く、請求に必要な条件や証拠をおさえた上で明確に相手に示すことができるでしょう。

慰謝料には時効がありますから、「仕事が忙しいし、慰謝料はまああとでも請求できる」と思って時間だけが経過してしまうとそのままになる事も。

時効成立は3年ですので、浮気をしたパートナー、浮気相手に対しても、離婚する前や離婚時に請求しておくことをおすすめします。

協議離婚や浮気相手との示談などの場合は特に、「今やってしまわないと」後からウヤムヤになったりします。

慰謝料を請求するということは、請求する相手を特定しなければいけませんから、離婚後にパートナーや浮気相手がどこへ行ったかわからないとならないよう注意。

こうした面も含めて、離婚の前にきちんと決着をつけておきましょう。

離婚の前に慰謝料を請求するのはなぜか?

まず、パートナーが浮気をしていたことがわかって、必要になってくるのは証拠です。

不貞行為を証明するということは、パートナーと浮気相手がラブホテル、その他宿泊施設や相手のアパートなどに泊まっているシーンをビデオカメラ等で撮影すること。

その仕事を行うのは自分では不可能とは言いませんが、まず難しいため、探偵事務所などを利用することになります。

そうして得た証拠を根拠に「あなた浮気してたでしょ!?」と浮気を認めさせ、離婚または復縁するにしても慰謝料を請求していきます。

ただ、離婚する夫婦の9割が協議離婚で別れているため、二人の話し合いで離婚条件を決めていることになるのです。

夫婦ですから仲が悪くなっても会話はしますが、離婚に向けての約束事などは口約束になりがちです。

ここに大きな落とし穴があり、慰謝料とも大きく関係していきます。

離婚すれば別居するのが通常ですが、別れたあとでパートナーと会って離婚前に決めた約束事を履行していくのは難しく、次第に口約束は反故にされていきます。

これは慰謝料も同じことで、別れる前であれば「わかった浮気したのは認めるから払うよ」などと言っても、いざ別居してしまうと無視されて支払われないということが往々にしてあるのです。

そのうち時間だけが経過してしまい、浮気をしたのはパートナーで、そのために時間も手間もかけ苦労しても自分は得るものはなかったということに。

それが1年も経ってしまうと自分でも忘れたり、せっかくとってもらった証拠もどこかへ行ってしまうということになりかねません。

普通であればそんなこと絶対忘れない!と言えるはずですが、実際、離婚問題で処理しなければならない手続きはかなり精神的にも疲れて忘れることが多いのが現状です。

仕事をもちながら、子供のことも気にかけた上にパートナーが起こしたトラブルに自分も対処しなければならないと考えると、やはり面倒なことといえるでしょう。

証拠がどっか行ってしまった!なんてことになると、浮気があった事実を証明できませんので、慰謝料の請求は難しくなります。

離婚後にその証拠データをまた探偵事務所から送ってほしいとなれば、お金がかかることもあります。

情報管理が徹底しているところでは、すぐ消去してしまうところもあるため、もう失くしてしまったら取り返しのつかないことに。

こうなることを防ぐためにも、証拠がきちんと保全されているうちに手続きをとって、離婚前に慰謝料を請求したほうがいいといえます。

また、離婚したあとではパートナーと別居することになりますが、パートナーが住所を知らせずどこにいるかわからないとなれば慰謝料請求はできなくなります。

もう一度パートナーの居所をつきとめるためお金をかけて調査をしなければならないなんてことも。

慰謝料請求の条件は相手が特定されていることですから、別れたパートナーの住所がどこであるかをきちんと分かっていなければなりません。

このように、大きく分けて2つの理由から離婚前に慰謝料を請求しておくことが大切。

証拠保全の問題と、請求する対象の特定をする必要があり、さらに自分の気持ちが冷めないうちに慰謝料を請求しておいたほうがいいといえます。

引用元:  https://www.hokende.com/columns/kosodate_mama/2

あきらめて請求を放置してはいけない

慰謝料には時効があります。

浮気が発覚しその人物が特定されている状態から3年、浮気相手が特定できなければ除斥期間として20年の請求期間が設けられています。

これも同じように、離婚前は支払うと約束されていたのが支払われず、結局奥さん側がシングルマザーとして生活に困窮。

そういえば慰謝料が支払われてない!と思いついても、その時すでに3年が経過していた場合は慰謝料請求に時効が成立してしまっているということ。

また、慰謝料とはそもそも何かを考えることで、離婚前に請求しておいたほうがよいとわかってきます。

損害賠償である慰謝料は精神的な苦痛を与えたということの代償です。

では、精神的な苦痛とは具体的に何を指すかですが、浮気によって家庭が崩壊したというのが最も大きなダメージといえるでしょう。

パートナーであれば、浮気をしたことでどんな風に家庭の状況が変わってしまったかわかるのは当然です。

離婚前であれば、変化した家庭の状況、奥さんの生活状況を知っていますからそれに応じて慰謝料を支払わなければいけません。

子供を含めた家族はもちろんですが、夫婦関係も同様で、浮気をする前はどんな関係だったか。

そして、浮気がきっかけで夫婦関係がどうなったかをわかっているはず。

これが離婚後になってしまうと、浮気が原因で関係が悪化した、夫婦関係が破たんしたことを証明しずらくなっていきます。

精神的な痛みとはまさにこのポイントになるため、浮気の影響がどれだけのものかを認めてもらい、その代償として慰謝料を請求していくのです。

よって、離婚前であればその証言をとって認めさせることもできますが、離婚した後では「浮気の段階ではすでに夫婦関係は破たんしていたから何の精神的なダメージもない」と反論されるかもしれません。

明らかに離婚前のほうがこうした証言をもとに浮気を認めさせることができるため、請求をかけるには有利なのです。

引用元:  https://www.bengo4.com/c_3/c_1321/

不倫相手に対しても証拠や情報が充実している離婚前に請求する

慰謝料はパートナーはもちろん、相手方に対しても請求をかけますが、これも離婚後ではなく離婚前に請求をしておいたほうがよいでしょう。

ポイントはやはり「何がきっかけで離婚に至ったのか」ですが、浮気の証拠をもっているのはもちろん、浮気がもとで夫婦関係に亀裂が入り離婚する事態になったことを伝えること。

これが離婚後、時間が経過してしまえば、相手に訴えても「旦那さんはもともと離婚する予定だった」など反論の余地を与えてしまいます。

そのために、離婚前に普段の会話などを録音しておき、離婚に至った経緯をとっておくことがポイントです。

これがのちに証拠となるため、なぜ離婚するような状態になったか、浮気が発覚する以前はどんな家庭だったかを証明する事実をとっておきましょう。

また、時間が経過してしまえば、浮気相手もどこかへ転居してしまうなどの問題が発生します。

慰謝料請求の文書を送る際には相手方の住所がわかっていなければいけませんから、相手も問題が大きくなるとわかればどこかへ雲隠れするかもしれません。

そのために、浮気調査で証拠をとったり、慰謝料の請求をする準備をしたりという一連の手続きは水面下で行う必要があるのです。

そして、相手がわからない状況で突然書面を送付するなどして対応すれば、相手も応じざるを得ないでしょう。

引用元:  https://www.alg-plus.com/rikon/rikonsashiosae/

↓浮気してるかも!?そう思ったら早速相談!!
浮気調査ならここがおすすめ!